トリプルP Positive Pareting Programについて
トリプルP(Positive Pareting Program)はオーストラリアで開発され、世界25カ国以上で実施されている参加体験型の学習プログラムで、幼児からティーンエイージャー(具体的には2歳から12歳)までの子どもの行動・情緒問題の予防と治療を目的に作られました。プログラム内で紹介される17の技法がありますが、その半数以上の技法が、親と子どもの前向きな関係・態度・行動の形成に焦点が置かれています。トリプルPは、家庭・学校・地域で子どもの問題が発生する前に予防すること、そして子どもたちの可能性を発揮させるため子どもを励ます養育環境を作り出すこと、をゴールとしています。長年にわたる研究と臨床試験に基づいて、トリプルPは先ほども書きましたように25か国以上の政府や保健部門あるいは各国の専門家によって採用されています。子どもの発達や気になる行動など様々な問題について、親がどのように捉え、どのような関わりをもつと子どもの問題が改善されるのか、子どもの発達が上手に促されるのか等、具体的なスキル(技法)や考え方を学んでいくことができます。